導入事例 サンマリーン薬局様

CASE13

地域に信頼される薬局を目指して

長野県長野市
門前薬局 (クリニック) 面薬局 OTC販売 地域密着
取材日:2014年06月

auditにより鑑査を一人で完結できる体制を整え、患者様の対応に専念できる環境を整えた「サンマリーン薬局」。服薬指導のみならず、子育てなど、自身の経験を踏まえた幅広い内容の相談に乗る時間も増えた。監査履歴を活用し医師との信頼関係も深め、地域医療への貢献を続ける。

サンマリーン薬局
取締役 野上 いづみ 様(写真右)
堀内 さゆり 様(管理薬剤師)(同左)

患者様、医師との信頼関係構築に一役買うaudit

日本には海に面さない内陸県が8つある。長野県はそのうちのひとつだ。長野駅から南東に車で15分ほど走ったところに「サンマリーン」という屋内温水プール施設がある。「海を持たない長野に太陽の輝く海を」との想いを込められて建てられたそうだ。そのサンマリーンのほど近く、閑静な住宅地の中に「サンマリーン薬局(取締役 野上 いづみ 様、堀内さゆり 様/管理薬剤師)」はある。

以前、堀内氏は病院に、野上氏はその門前薬局に勤務していた。2人は病院で共に働いていた医師のクリニック開院に併せて、2010年11月にサンマリーン薬局を開局した。両氏は実の姉妹で2人とも薬剤師。スタッフは2人だけで、一日約40枚の処方箋を受けている。処方内容は門前のクリニックだけでなく、地域の患者様が様々な医療機関からの処方箋を持ち込む。約1,300種類の薬品を在庫し、幅広い処方箋に対応している。かかりつけ薬局、地域医療への貢献を目指す同薬局は、患者様との会話の時間を大切にしている。昨年末にはドライブスルー窓口を設置するなど、患者様にとって快適・便利な薬局づくりを実践している

投薬カウンターの様子

同薬局は在宅患者への配達や往診する医師に同行することもあり、一時的に「一人薬剤師」となる状況が怖かったという。「調剤監査システム audit」を導入したことで、その不安は解消された。薬剤師の目に加え、機械の目でも薬種と数量のチェックを行うことで、一人でも精度の高い調剤・監査をできるようになった。剤形違い、規格違い、ジェネリック医薬品などの思い込みによる調剤ミスを効果的に防げているという。NGが出ても、もう一度確認しなおすきっかけができることも高く評価している。

服薬指導のみならず健康診断の検査値や子育てなど、自身の経験を活かし幅広い内容の相談に乗り、患者様との信頼を築いている。以前は患者様の応対中でも、ダブルチェックのために調剤室の中から呼ばれることがあった。audit導入後は監査を一人で完結できるようになったため、患者様の応対に専念できるようになった。また、監査履歴も上手く活用している。患者様からの問合せがあった時、投薬の記録が残っているため、問合せにきちんと対応できる。服薬に問題を抱えている患者様がいれば、ヒアリングの結果を医師に報告する。剤形や用法の変更などを提案し、医師と共に患者様に寄り添った処方箋を作り上げていくこともあるという。

調剤する堀内氏

サンマリーン薬局では患者様および医師との信頼関係を築くためauditが一役買っている。かかりつけ薬局、地域医療への貢献を続ける同薬局は、これからも当地にとって無くてはならない存在としてあり続けるだろう。

auditを操作する野上氏